2019年11月3日日曜日

憲法を考える講演会をおこないます

本日11月3日の文化の日は、日本国憲法公布から73年
参議院選挙をへて、いよいと安倍政権は改憲への意欲を強めています
改憲に反対する広範な市民がしっかりと協力して、改憲の発議をゆるさない運動をよりいっそう強めていきましょう

さて、ねむろ「九条の会」では、11月21日に憲法を考える講演会をおこないます
北海道新聞社釧路支社長の菅原淳氏を講師に「改憲論の現在と民主主義の伝統」というテーマで講演をいただきます
参加は無料ですので、ぜひ多くの市民の皆さんのご参加をお願いします
( チラシ PDF )

日時 20191121(木)午後630分~午後8時ごろ
場所 根室市総合文化会館 第2講座室



2019年7月17日水曜日

根室空襲犠牲者追悼のつどい

2019年7月15日

根室市の鳴海公園にある「平和祈念の碑」の前で、根室空襲研究会との共催で今年も、根室空襲犠牲者追悼のつどいを開催しました
空襲犠牲者のご遺族ら市民が48名参加され、空襲犠牲者を偲び、平和への思いをあらたにするつどいとなりました
昨年につづいて、宮城県から「東裕丸」に乗船していた方のご遺族がご参加されたほか、祖父が空襲で亡くなったという帰省中の若いご夫婦とそのお子さんも参加されるなど、
社会福祉協議会北村会長や本田根室市議会議長をはじめ市議会議員の方々など、例年よりも多くの方々がご参加されました

はじめに根室空襲研究会事務局長の近藤敬幸さん(ねむろ「九条の会」副代表)から、根室空襲の犠牲者名が新たに判明した経過を含めて、根室空襲の概要について解説しました

参列した根室市議会の本田議長は父親から根室空襲で避難した当時の話を聞かされてきたことに触れて、
「まちづくりの根幹は平和であること。そのために恒久平和を願い、我々もこの悲惨な実態と二度とこのようなことはあってはならないことを、次の世代に伝える役割を担っていかなければならない」とあいさつされました。

根室空襲研究会会長の細川憲了さん(ねむろ「九条の会」代表世話人)が追悼のことばとして、
「根室空襲の体験者は時を追うごとに少なくなり、根室に空襲があったことを知らない方も多数となっている。
今日の平和を享受しているのは、根室空襲犠牲者をふくめアジア諸国2000万人ともいわれる戦争犠牲者の事実をうけ、戦争をしない国、平和の国として世界に誓った結果であることをあらためて考える日。
根室はまだ戦争は終わっていない。浦河丸や東裕丸などの徴用船も海底に沈んだまま。空襲犠牲者の実数も不明のまま。たくさんの人々のふるさとである択捉、国後、色丹、歯舞諸島はいまだに不法占拠されたまま。交戦国でロシアとの平和条約も締結されていない。
私たちは正しい事実にもとづいた歴史を伝える責務を負っている。
戦争のしない国、永遠の争いのない真の平和を求める国、戦争の悲劇を再び繰り返すことの無い平和の社会の創造こそが戦争犠牲者の最大の供養」
とのべました。

仙台から参加したご遺族の方は
「戦争は私たちのような思いの子どもたちをたくさん作りだした。
平和祈念の碑に父の名前を刻んでいただいて、心のよりどころができた。
根室市民のみなさんに心から感謝したい」とのべ、
亡き父への思いを替え歌にして、参加者に披露されました。



2019年7月16日 根室新聞

2019年7月17日 釧路新聞

2019年7月17日 北海道新聞

2019年7月1日月曜日

悲劇から74年 根室空襲犠牲者追悼のつどい

根室空襲犠牲者の追悼のつどいが、根室空襲研究会とねむろ「九条の会」の共催で行われます
1945年7月14日・15日
根室市は米軍機の空襲により、400名を超える方々が犠牲となり、市街地の7割が焼失しました
このような悲劇を、戦争を二度と起こさないために
しっかりと後世に語り継いでいかなければなりません

ぜひ皆さん、ご参加ください!

日時 2019年7月15日(日)午前11時~
場所 根室市鳴海公園 平和祈念の碑 前



2019年7月11日付 根室新聞

2019年5月18日土曜日

北方四島のビザなし交流に参加した衆議院議員の発言について

2019年5月の国後島へのビザなし交流に参加した衆議院議員の丸山穂高議員が、元島民の訪問団団長に対して、「団長は戦争でこの島を取り返すことは賛成ですか、反対ですか?」と質問をしました。
「(戦争は)反対です」「戦争なんて言葉は使いたくない」と応じる団長に、なおも執拗に「戦争をしないとどうしようもなくないですか?」等と迫った様子が報道されました。
丸山議員は当時、相当に酒を飲んでいたとしていますが、ビザなし交流に参加していた記者たちが訪問団団長に取材している最中にわざわざ割り込んで、このような質問発言をおこなったとされています。

旧ソ連兵に武力で故郷を奪われ命からがら逃げてきた、あるいは強制的に島から追い出され想像を絶する厳しい環境におかれた元島民に対して「戦争」という言葉をぶつける。
戦後の領土返還運動のなかで、日ロの相互の信頼関係と四島住民と日本国民が交流しながら、平和的友好な関係の中で領土問題の解決に寄与することを目的としたビザなし交流に参加しながら、それを全て台無しにするかような発言をする。
そもそも国会議員として憲法9条1項に違反する、憲法99条に違反する、国連憲章に違反する・・・これらは、先の大戦を痛恨の教訓として恒久平和を世界に誓った日本が、戦後74年にわたって築き上げてきた国際的な信頼を損なうものです。

全国的なニュースとなり非難の声が元島民をはじめ多くの国民から上がっていますが、なおも丸山議員は「言論の自由」だと自身を擁護しています。
しかし丸山議員は、国会議員の沖北委員として衆議院から公務で派遣されている最中の発言であり、これらの言動は国民の代表たる国会議員としての資質を著しく欠いています

2019年5月18日(土) 釧路新聞

2019年5月8日水曜日

2019年5月3日 ねむろ「九条の会」憲法記念日のつどい

2019年5月3日

日本国憲法の施行から72周年となる日に、今年も「憲法記念日のつどい」を根室市総合文化会館で開催しました。
10連休の最中でしたが、市民ら40名の方々にご参加いただきました。ありがとうございます。

ねむろ「九条の会」代表世話人の細川憲了は、安保法制違憲道東訴訟の会の原告として参加しています。( HPのリンク https://doutousosyo.jimdo.com/ )
そして今年の2月4日に釧路地方裁判所で行われた第6回口頭弁論で意見陳述を行いました。「つどい」の第1部ではその内容について、あらためて市民の皆さんに報告しました。

また、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動根室実行委員会に参加する政党や労働組合や市民団体等から、「安部9条改憲NO! 憲法を生かす全国統一署名」(3000万人署名)の取り組みや憲法改正を許さない決意を表明しました。その後、「憲法記念日のつどい」としてのアピール文を採択しました。

第2部では、コスタリカの平和憲法と国づくりを学ぶ動画をインターネットで視聴しました。元朝日新聞記者でNGO「コスタリカ平和の会」共同代表の伊藤千尋氏が、ドキュメンタリー映画「コスタリカの奇跡」についての感想や自身の駐在時の体験などを語ったインタビュー動画です。


2019年4月29日月曜日

2019年5月3日 ねむろ「九条の会」憲法記念日のつどい ご案内

ねむろ「九条の会」では、2019年5月3日の憲法記念日に、今年も「憲法記念日のつどい」を開催します

第1部は現在全国各地で提起されている安保違憲訴訟の道東訴訟の会に参加している細川憲了氏(ねむろ「九条の会」代表世話人)が、2月4日に釧路地裁における第6回口頭弁論で意見陳述した内容をもとに、自身の体験談を語ります
第2部では、映画「コスタリカの奇跡」をもとにした、伊藤千尋氏と孫崎享氏の感想インタビュー動画をインターネット視聴します

日 時:2019年5月3日(金)午後2時30分~
場 所:根室市総合文化会館 第2講座室
参加費:無料

ぜひ、大勢のみなさん、お越しください!