2025年5月3日土曜日

ねむろ「九条の会」と市民団体らが憲法記念日の集会開催

2025年5月3日

5月3日、1947年の施行から78年目の憲法記念日に
ねむろ「九条の会」と戦争させない・9条壊すな!総がかり行動根室実行委員会は、「2025憲法記念日 根室集会」を開催しました
小雨と強風の中、根労連など8団体16名がプラカードを手にリレートーク。
道行く人々に「憲法をいかし、命と暮らしを守ろう」などのアピールを街頭から行いました


ねむろ「九条の会」共同代表の神忠志は開会あいさつで、物価が高騰しているのに、国の予算はくらしや福祉・教育費に比べて、防衛予算の伸び率だけが異常に高い問題を指摘し、アメリカのやり方についていくだけの政権で良いのかと批判。
また「私たちの憲法は人類の進むべき方向をはっきりと示した憲法。現実の世界、現実の社会を、この憲法の法則に従って変えていくことがいま求められている」と訴えました。

参加した市民団体によるリレートークでは、
根労連の坂本事務局長は
「争いを戦争ではなく対話で解決しようというのが、2度の世界大戦を経て人類が到達をした歩み。日本の憲法を生かした対話による平和の枠組みづくりの先頭に政府が立つことこそ求められている」と述べました。

日本共産党根室市議会議員団の鈴木一彦市議は
「戦後、自衛隊が戦闘で命を落とす、命を奪うことが無かったのは戦争放棄の憲法があったからこそ。平和憲法と権力をしっかりと監視する日本国憲法を私たちはしっかりと守り、これからの世代に引き継いでいく」と決意を述べました。

根室母親連絡会の宇井代表は
昨年2月、北海道新聞「元兵士が語る」で、北斗小学校の校長を勤めた白野氏が3人の兄が戦死した体験の記事を紹介。
「子どもたち、孫たち、若者たち、次世代に戦争ではなく平和な暮らしを引き継ごう。憲法9条を守り、25条の生存権、婦人の尊厳、法の下の平等、学問の自由を大切にする憲法全条項を守り、ジェンダー平等、多様性を守る私たちの未来を話しかけさせよう」と訴えました。

新日本婦人の会根室支部の橋本さんは
看護師として医療現場で働いている経験から、憲法に生存権が謳われていながら、自分達の暮らしの現場ではそれが守られていない実態を患者さんの声として紹介。
「これ以上命を削らせない現場の声を、社会を動かす力に変えていこう」とし、「平和と人権を守る憲法を、もっと私たちの暮らしの中に活かしたいと願っている。医療の現場からも、暮らしの現場からも、命を守れ、人権を守れの声をもっと大きく届けよう。一緒に憲法を生かす社会を作っていこう」と訴えました。

北海道退職教員の会根室支部の手繰さんは
核兵器廃絶の問題ではウクライナ問題など世界各国が危機的な状況で日本の役割は「アメリカとともに戦争する国ではなく、核兵器禁止条約に参加し、グローバルサウスとの懸け橋となり、本当の意味で持続可能な社会、核なき世界に貢献すること」と指摘。
また学術会議の問題についても「権力が間違いを犯そうとしたときに、それに待ったをかけるのが学問、科学者の役割」として、学術会議解体法案に強い反対の声を上げました。

集会の「アピール宣言」をねむろ「九条の会」世話人の柴草さんが読み上げ採択しました

集会の閉会あいさつで立憲民主党の中村久市議は
広島の原爆死没者慰霊碑に刻まれている「過ちは繰り返しませぬから」という文言について、碑文を制作した雑賀忠義教授が「過ちを繰り返さない」という主語は私たち全世界の人々であると説明していることを紹介。
「こうした考えから戦争の悲惨さや憲法を考えるきっかけになって欲しい」と呼びかけました。

 また集会には立憲民主党の篠田奈保子衆議院議員より
『不断の努力が必要です。憲法は私たちが、声を上げ、行動しなければ守れません。これからも引き続き、みなさまと共に連帯していきます』とのメッセージが寄せられました。

2025年5月4日 北海道新聞

2025年5月4日 釧路新聞


2025年4月15日火曜日

「檻の中のライオン講演会inねむろ」のご案内

「檻の中のライオン講演会inねむろ」が開催されます
ぜひ、多くの皆さんのご参加を

日 時 2025年5月11日(日)15時〜17時30分
場 所 根室市総合文化会館
参加費 1000円 (憲法クリアファイルつき)
主 催 檻の中のライオン根室実行委員会

問い合わせ先 090-6875-8530 (宮尾さん)


※以下、フェイスブックより引用 https://fb.me/e/5r6tjgGp8

『檻の中のライオン~楽しくわかりやすい憲法のおはなし』
憲法がわたしたちの生活にどのように関わっているのか?
知っているようで、あまりピンとこない方も実は多いのではないでしょうか。
未来を担う子どもたちへできる限り生きやすい社会を残すために、まずは私たち大人が憲法の「そもそも」を学習しましょう!
お子さんがいる方、教育関係者の方、議員の方にも是非ご参加いただきたい講演会です!
受験にも出る憲法。10代の方もぜひ!

【講師 楾大樹さん】
1975年生まれ。ひろしま市民法律事務所所長・弁護士
「檻の中のライオン」講演は、市民だけでなく小中高校・大学や自治体、教育委員会、弁護士会なども主催し全都道府県で1100回以上開催。
憲法を「檻」・権力を「ライオン」にたとえ、イラストやパペットを使いながら解説。楽しくて分かりやすいと好評を博している。
著書
・「檻の中のライオン 憲法がわかる46のおはなし」→憲法本としては異例のベストセラー。今いちばんわかりやすい憲法入門書として話題。中学校公民資料集に2018年度以降大きく掲載。私立中学入試、北海道公立高校入試、高卒認定試験(文科省実施)にも出題され、教育現場でも活用されている。
・「けんぽう絵本 おりとライオン」
・「檻を壊すライオン」


2025年5月3日 5・3憲法記念日の街頭アピール行動をおこないます

 ねむろ「九条の会」と戦争させない・9条壊すな!総がかり行動根室実行委員会は、憲法記念日の街頭宣伝活動をおこないます
ぜひ多くの方のご参加を!

日時 2025年5月3日(土)10時~
場所 根室市役所 前庭の周辺

2024年7月15日月曜日

2024年 根室空襲犠牲者 追悼のつどい

2024年7月15日

根室空襲から79年目となる今年も、鳴海公園にある「平和祈念の碑」の前で、根室空襲犠牲者追悼のつどいが開かれました
市民ら約30人が参加し、悲惨な空襲による犠牲者の冥福を祈り、平和への思いを誓いました


開会ではじめに根室空襲研究会の桐澤氏は、市街地の8割を焼失し400名にもおよぶ犠牲者を生じた1945年7月14日、15日の根室空襲の概要や被害状況を説明しつつ、「空襲犠牲者を追悼するとともに戦争の悲劇を再び繰り返すことの無いよう、根室空襲を後世に語り継ぎ、恒久平和を誓う」と述べました
また来年の根室空襲80年の節目に資料展などなんらかの事業に取り組むべく検討していると抱負を語りました

来賓として参加した根室市議会の田塚不二男議長は「恒久平和は人類共通の願いであり、美しい自然に囲まれた根室、明るく平和で安全な郷土を後世に引き継ぐことは私達根室市民の責務」とあいさつしました

犠牲者に捧げる追悼の歌として「海ゆかば」を鈴木氏が歌い上げ、続いて『追悼の言葉』を近藤敬幸氏(根室空襲研究会事務局長・ねむろ「九条の会」世話人)が述べました



これまで「根室空襲追悼のつどい」は、会長だった故細川憲了氏の読経、焼香でおこなってきましたが、今年から献花方式で犠牲者の追悼をおこないました
参加者は順次、平和祈念の碑に献花し、犠牲者の冥福を祈りました

閉会あいさつでは、ねむろ「九条の会」共同代表の神忠志氏は「空襲で犠牲になった方々はアメリカ軍の攻撃で亡くなったが、日本の軍国主義が犠牲にした人々だ」とのべ、「日本という国がいまどこを向いては知ろうとしているのか、私達一人ひとりが考えていくことが『恒久平和』に応える真の道だ」と参加者に呼びかけました。

2024年7月1日月曜日

根室空襲犠牲者追悼のつどい 2024年

今年も根室空襲犠牲者の「追悼のつどい」が、根室空襲研究会とねむろ「九条の会」の共催で行われます

1945年7月14日・15日
根室市は米軍機の空襲により、400名を超える方々が犠牲となり、市街地の7割が焼失しました
根室空襲から今年は79年目を迎えます
このような悲劇を、戦争を二度と起こさないために、しっかりと後世に語り継いでいかなければなりません
戦争の犠牲となられた方々によってある、いまの平和を考え、戦争を考えます

日時 2024年7月15日(月)  午前11時~
場所 根室市鳴海公園 平和祈念の碑 前



2024年5月3日金曜日

ねむろ「九条の会」 2024年憲法記念日のつどい

2024年5月3日

ねむろ「九条の会」は憲法記念日のつどいを総合文化会館で開催し、市民ら約40名が参加しました

根室空襲の全体像を説明するために、根室空襲研究会が作成した紙芝居「根室空襲48時間」のDVD視聴した後、
近藤敬幸さん(根室空襲研究会事務局長・ ねむろ「九条の会」世話人)が、「さまよう東裕丸~根室空襲の知られざる真実~」というテーマで講演を行いました。
さらに根室空襲時に弁天島灯台守で暮らしていた家族の様子を描いた、昨年アメリカで出版された絵本「YUKIE`S ISLAND」を、市内の読書サークル「新樹の会」代表の柴草道子さんが朗読しました

開会あいさつ 佐藤巧 共同代表

近藤敬幸さんの講演


釧路九条の会 世話人 篠田奈保子さん
別海九条の会 事務局長 岡井健さん
閉会あいさつ 神忠志 共同代表

釧路新聞 2024.05.04

北海道新聞 2024.05.04

2024年4月16日火曜日

2024年5月3日 ねむろ「九条の会」憲法記念日のつどい ご案内

ねむろ「九条の会」では、2024年5月3日の憲法記念日に、今年も「憲法記念日のつどい」を開催します

今回のテーマは「さまよう東裕丸~根室空襲の知られざる真実~」として、近藤敬幸さん(根室空襲研究会事務局長・ ねむろ「九条の会」世話人)が、講演を行います。
1945年7月、根室湾で空襲を受けた春国岱沖で沈没した徴用船「東裕丸」。その時に乗船していた兵士や軍属の遺体は海岸に流れ着きました。根室空襲研究会の調査で判明した、当時の悲惨な状況、戦争の過酷さについてお話される予定です。

また根室空襲の全体像を説明するために、根室空襲研究会が作成した紙芝居「根室空襲48時間」のDVD視聴
根室空襲時に弁天島灯台守で暮らしていた家族の様子を描き、アメリカで出版された絵本「YUKIE`S ISLAND」の朗読も行います

日 時:2024年5月3日(金)午後1時30分~
場 所:根室市総合文化会館 第2講座室
参加費:無料

ぜひ、大勢のみなさん、お越しください!