2021年5月3日
1946年の日本国憲法施行から74回目となる憲法記念日に、ねむろ「九条の会」と戦争させない・9条壊すな!総がかり行動根室実行委員会の共催による街頭アピール行動を行いました
小雨の降る寒い中でしたが約1時間の行動に、実行委員会に加盟する団体と個人など約30名が参加しました
「平和といのちと人権を! とりもどそう!民主主義、立憲主義」をテーマに、コロナ禍において基本的人権を守るため、そして改憲の国民投票法など国会における動きに対して、今こそ憲法を守り活かそうと、根室市役所前の街頭から通行する車や市民らに訴えました
冒頭に、ねむろ「九条の会」代表世話人・同実行委員会委員長の細川憲了さんが、
「今、これまで培われてきた世界平和への願望が、日本の中でも「憲法を変えよう」という人々の声によって揺らぎ始めている。
新型コロナウイルス感染症の問題で、人権問題、生活の保障や貧富格差などが世の中に溢れるように出てきた。こうした問題に対し『憲法を変えるべきだ』という考えが増えてきたことに恐れを感じる。本来は今ある憲法の中で全て対処できる。問題をすり替えて、ウイルスの問題に便乗して、憲法を変えようという政治的な動きに大きな危惧を持つ。
昭和20年8月15日に日本は戦争に敗れ、アジアや国民のたくさんの犠牲への反省から、新しい戦争をしない憲法をつくった。今日まで戦争のために一人の命も奪わずに、戦争を甘受している。私たちがこの事実を、次の世代に受け継ぎ、憲法の精神が活かされていくことを誓う日としたい。」
と開会のあいさつをおこないました。
また戦争させない・9条壊すな!総がかり行動根室実行委員会に参加する7団体と個人で参加する8名の方ががリレートークとしてマイクを持ち、平和や人権、コロナの問題など、いまの日本が直面している様々な社会的な課題を指摘して、そのために憲法の必要であることについて、次々と訴えました
また、「今こそ私たちは力を結集し、憲法を守り活かす世論と運動をさらに発展させることを決意する」とした集会アピールを確認しました
最後に、ねむろ「九条の会」副代表の近藤敬幸さんが、
大日本国憲法の時代は、戦争に次ぐ戦争を繰り返してきた。76年間戦争が無かった歴史を大事にしたい。
その憲法を壊し、9条を壊し、専守防衛を壊すという行為をアメリカと同調して、国民生活の中に下ろそうとしている。
それに対抗する活動は、国民一人ひとりに大きな運動となっている。」
と閉会あいさつをおこないました
2021年5月4日 北海道新聞 |
2021年5月4日 釧路新聞 |
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