2023年5月4日
ねむろ「九条の会」は憲法記念日のつどいを総合文化会館で開催しました
コロナ禍で室内での集会や学習会などの実施を控え、憲法記念日には街頭宣伝活動を続けてきましたが、2019年以来4年ぶりに開催することができました
今回は「クロがいた夏」という1990年に制作されたアニメ映像を視聴しました
「はだしのゲン」作者の中沢啓治氏が、戦時中に子猫を飼っていた自身の体験談の絵本を原作に映像化した作品です
連休の中日でしたが、37名の方にご参加いただきました
冒頭のあいさつで、ねむろ「九条の会」世話人の神忠志氏は、
「私は平和を守れという言葉の代わりに、日常を守れと言っている」との故井上ひさし氏の言葉を引用しながら
「この『クロがいた夏』で描かれていた日常、普段の生活がどうなったのか。作品を通じて、みなさんと一緒に憲法や平和、さらには原爆の問題について、私たちがゆっくりと考えてもらえる機会になれば」と述べました
閉会あいさつで、ねむろ「九条の会」代表世話人の細川憲了氏は、
「戦時中の非人間性、戦争犯罪の最たる原子爆弾の投下というアメリカの行為が咎められることが無いことが、今日の憲法に対する様々な出来毎にも繋がっている。
根室は、原爆投下の20日ほど前に空襲があり、北海道の中でも被害が大きかった。町の8割が壊滅し、400人を超える犠牲者を出した。広島や長崎の原爆と同じ無差別な攻撃だ。
戦争中の生活はもっと極端で、食糧難は深刻な事態だった。軍国主義の中で「お前の人生は25歳までだと思え」と、教育の現場では先生が競って、子どもたちを戦地に送るような時代だ。そうした時代のことを皆さんにもっと学んでほしい。
憲法は行政機関や政治家が暴走をしないようにする檻だ。79年続いた平和が、長く子孫のために続いていくことを願っている」
と述べました。
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