2026年5月3日
ねむろ「九条の会」は憲法記念日つどいとして、映画「不思議なクニの憲法」上映会を市総合文化会館で開催し市民ら35名が参加しました。
79回目となる憲法記念日、あらためて憲法について一人ひとりが自分自身の問題として考える時間となりました。
松井久子監督のドキュメンタリー映画「不思議なクニの憲法」は、政府が国民の大きな反対運動を押し切って強行した安保法制が可決された翌年、2016年に公開されました。
ねむろ「九条の会」共同代表の神忠志氏はトランプ大統領の横暴や高市政権の課題に触れながら、映画にも登場する伊藤真弁護士が3月に釧路で開催された講演会の内容を紹介して「私たちは自ら考え、自ら学び、自ら行動し、ちょっと口うるさい自立した市民・国民になろう。そのことが今こそ求められている。一緒に今日は勉強しましょう」と開会あいさつを述べました。
なお、ねむろ「九条の会」は準備会を経て2006年8月12日に創立。今年で20年目を迎えます。これまでも前代表の故細川憲了氏を中心に様々な活動をしてきましたが、今の危険な情勢の中で今後もその役割は大変重要になると思います。
映画は松井監督のインタビューに答える形で、瀬戸内寂聴氏や憲法学者の長谷部恭男教授、元外交官の孫崎享氏、弁護士の伊藤真氏、自民党の船田元衆議院議員など多くの「専門家」がいまの日本国憲法と自民党改憲案について各自の解釈を語ります。また安保法制の運動に取り組んだ女性や大学生、また高校生や主婦、自衛隊員の家族など一般市民の方々も多く登場し、それぞれ生活に結びついた憲法のあり方について、賛成も反対も自分たち自身の言葉でインタビューに答えていました。
映画上映後の意見交流では、
別海町九条の会の岡井氏は「安保3文書は敵基地攻撃能力が記載されているが、本来は外国と外交交渉をしっかりとしないといけない」と指摘。獣医としての経験から「牛の角は自分を守るもので相手を殺すためにあるものではない。そうした草食動物の生態から『専守防衛』の本当の姿が見えてくるのではないか」と述べました。
中標津町九条の会の瀬浪氏は『この国は二度と戦争はしないと誓った』と書かれた旗を持参して、「この文言が大切。日本は議会制民主主義であり国民一人一人がしっかりと考えて議員を送りださないといけない」と語りました。
このほか参加者から憲法24条「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立~」にある『両性』の文言の解釈についても意見が述べられました。
集会の最後、ねむろ「九条の会」世話人の手繰氏が「今の憲法の到達がどこか、どこに問題があるのか、どこが足りないのか、我々の生活の中から、それぞれの家庭や近所の人と話し合えればと思う」と閉会あいさつを述べました。
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| 2026年5月4日 北海道新聞 |

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