2022年5月3日火曜日

「改憲発議を許さない! 守ろう 平和といのちとくらし 2022 憲法ねむろ集会」を開催しました

2022年5月3日

1947年の日本国憲法施行から75回目となる憲法記念日に、ねむろ「九条の会」と戦争させない・9条壊すな!総がかり行動根室実行委員会の共催による街頭アピール行動を行い、実行委員会に加盟する団体と個人など約25名が参加しました
ロシアのウクライナ侵略で緊迫した世界情勢が続く中、国内では改憲や核共有などの声などもきかれます
しかし、そうした今こそ憲法を守り活かそうと、根室市役所前の街頭から通行する車や市民らに訴えました

冒頭の開会あいさつで、ねむろ「九条の会」副代表の近藤敬幸さんが、ウクライナ問題に重ねて、日本が引き起こした過去の戦争のなかで数多くの悲惨な犠牲があった実態を振り返りながら、
「多くの犠牲と引き換えに手にした日本国憲法を壊し、轍を踏むようなことがあってはならない。平和こそ全ての根幹にあることを理解する人々の層をより厚くするため私たちのさらなる行動が必要だ。今日のお話を一つでも持ち帰って地域の中で話しながら、平和の大切さを訴えてほしい」と呼びかけました。

戦争させない・9条壊すな!総がかり行動根室実行委員会に参加する7団体で参加する5名の方ががリレートークとしてマイクを持ち、ウクライナ侵略を続ける「ロシアは直ちに撤退せよ」という声を上げ、改憲の策動を許さないこと、またいまの日本が直面している様々な社会的な課題を指摘して、そのために憲法の重要性について次々と訴えました
その中で、全北海道退職教員の会根室支部の手繰満さんは「安部元首相などは核共有を主張しているが、唯一の戦争被爆国の日本が今やるべきことは、人間を疑心暗鬼にさせる核抑止論を克服し、核兵器禁止条約に参加し、核兵器の無い世界をつくるための懸け橋になることだ。憲法前文に掲げる精神を実践で世界に示すべき」と訴えました

また集会アピールとして「私たちは憲法を全面的に生かす政治の実現のために、共に力を合わせて頑張りぬくことをここに決意する」という宣言を確認しました。

最後に、根室高齢者退職者団体連合会から参加された佐藤巧さん(ねむろ「9条の会」世話人)が、
「戦争は悪であり、人殺しだ。いつも犠牲になるのは子どもを含めて民間人だ。国内の敵基地攻撃能力の保有を求める意見や防衛予算の倍増を求める動きを大変憂慮している。平和をまもるために、生活を守ることを掲げて参議院選挙をたたかう。これは命、自由、幸福追求や生存権など憲法が定める権利をまもるたたかいでもある」
と閉会あいさつをおこないました

改憲発議許さない! 守ろう 平和といのちとくらし 2022憲法ねむろ集会 アピール

 224日のロシアによるウクライナ侵略から2か月以上が経過しました。今なおウクライナ国民の平穏な生活が破壊され続け、多くの尊い命が犠牲となっています。この国連憲章と国際法に明確に反する暴挙に対し、「ロシアは直ちに撤退せよ」「国連憲章を守れ」の国際世論でロシアのプーチン大統領を包囲し、そのために平和憲法を掲げる日本政府が積極的な役割を果たすことを強く求めます。

根室はアメリカ軍の空襲により400名以上の方が亡くなり、旧ソ連軍の侵攻によって元島民の方々は故郷を奪われました。そして今、ロシアによるウクライナ侵略のために北方墓参や四島交流の見通しが立たず、対ロ漁業をはじめ地域経済への影響もまた図り知れません。こうした苦難を抱え続けてきた地域であるからこそ、私たちは日本と世界が平和であり続けることの重要性を痛切に感じてきました。

一方、国内ではウクライナ侵略という世界的危機に便乗し、「戦争する国」づくりへの加速化を目論む動きが急を告げています。岸田文雄首相は、3月の自民党大会で自衛隊を憲法9条に明記する改憲は「今こそ取り組まなければならない課題だ」と明言しました。

さらに自民党の安全保障調査会が、新たな「国家安全保障戦略」などの策定に向けた提言をまとめ、「敵基地攻撃能力」を「反撃能力」と言葉だけをすげ替え、攻撃対象をミサイル基地だけでなく「指揮統制機能」などにも拡大する能力の保有を求めています。また5年以内に防衛予算を対GDP比2%、10兆円規模に倍増させることも求めています。これまでの政府の憲法解釈を覆して「専守防衛」を大転換させ、軍事対軍事の危険な道に日本を引き込むものです。

日本を軍事大国化して海外での戦争に道を開くことは、東アジアの緊張をいっそう高めるものです。日本は憲法9条に戦争放棄と戦力不保持を明記し、国際紛争は平和的手段で解決し、世界に貢献する決意を表明している国です。軍事対決の危険な悪循環をつくるのではなく、話し合いによって問題の解決策を導く外交努力の積み重ねこそ重要であり、平和な国際環境をつくり出すことに力を尽くすべきです。

 今年は日本国憲法が1947年に施行されてから75年を迎えます。これまで平和を求める市民等による全国署名をはじめとした運動の力で、改憲の国会発議を押しとどめてきました。日本を「戦争する国」に逆戻りさせる策動へ反対の声をさらに大きく広げましょう。

憲法を輝かせる道を歩むのか、憲法破壊の道を許すのか。いま日本は大きな岐路にあり、7月の参院選はまさにそのことが問われる選挙です。改憲勢力3分の2以上の議席獲得を許さず、少数に追い込むこと。私たちは憲法を全面的に生かす政治の実現のために、共に力を合わせて頑張りぬくことをここに決意するものです。

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ねむろ「9条の会」

戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動根室実行委員会