2016年5月3日火曜日

憲法記念日のつどい

2016年5月3日

日本国憲法が1946年11月3日に公布され今年は70年目の節目を迎えます
ねむろ「九条の会」の今年の『憲法記念日のつどい』では、
2007年4月29日にNHK総合テレビで放映された「NHKスペシャル 日本国憲法 誕生」のDVD視聴会を根室市総合文化会館第2講座室で開催しました
市民ら約40名が参加しました

DVDの視聴後、ねむろ「九条の会」の「憲法記念日のつどい 宣言」を読み上げて採択しました


5月3日 憲法記念日のつどい アピール宣言

 今年の3月29日に多くの国民が反対する戦争法(安全保障法制)が施行され、一カ月以上が経過しました。法施行後初めての派遣となる南スーダンでの国連平和維持活動(PKO)の第10次隊は、この5月下旬から陸自第7師団(千歳)を中心とした施設部隊約350人が順次出国すると報道されています。参議院選挙への影響を避けるため、隊員の武器使用基準の緩和、駆け付け警護などの新任務は第10次隊では見送られますが、次回以降の派遣では実施される方針とのことです。自衛隊員の方々を「殺し殺される」危険にさらすことは決して許されません。

 安倍政権はこれまで歴代内閣が否定してきた集団的自衛権の行使容認を閣議決定し、それを具体的に運用するための戦争法を成立させ、いよいよ今度は、この参議院選挙で2/3以上の議席を占めて、憲法そのものを改正する意欲を表明しています。
 政府は今の憲法はアメリカから押し付けられたものと喧伝しています。しかし日本の民間学者グループの憲法私案が、GHQの草案に大きな影響を与え、また当時の帝国議会においても戦争放棄や生存権などの条文をめぐって真剣な議論が交わされた中で、日本国憲法がつくられことは歴史的な事実です。
 ねむろ「九条の会」は、明文改憲をはじめとする安倍政権の危険な策動を決して許さず、戦争法を絶対に発動させない、この国を海外で戦争する国にさせない決意と運動を継続していくことを改めてここに表明します。

 昨年の戦争法案に反対する国民運動は大きなうねりとなって全国各地に広がりました。2015年9月19日に強行採決された以降も、戦争法廃止の全国2000万人統一署名など各地で国民の行動は発展し、さらに7月の参議院選挙にむけた野党の統一候補が次々と擁立される展開に繋がっています。根室市でも「総がかり行動根室実行委員会」に多くの団体・市民が結集し、集会やデモアピール、宣伝、署名活動を繰り広げてきました。
 戦後日本が守ってきた世界に誇る平和主義を維持し、立憲主義を取り戻すための共同のたたかいをさらに広げていくことを宣言します。

 2016年5月3日
ねむろ「九条の会」

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